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弟子マサ連絡先
弟子マサ(ハラダマサル)
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Fax:048-481-9253

〒353-0012
埼玉県新座市畑中3-1-13

弟子マサ日記のページです。
(「ゴル・ツー記(ゴルフ・ツールズ記の略称)」に変更予定)

2009 12/23 Wed
「クラブで浮気、クラブを調整」
お久しぶりです。こんにちは。今日は天気も良くておめでたい祝日ですね。
ゴルフ界ではいろいろとトピックがあったと思うのですが、国内では石川プロが賞金王となり、また米国ではタイガー・ウッズが浮気問題で離婚騒動を起こしています。当初は事故の報道から始まり、酒酔い運転ではないかと噂され、エリン夫人がゴルフクラブで救出など、後追いでニュースが拡大していく中で、結局複数の浮気が暴露され、離婚騒動に至りました。あまりこの騒動に関わる報道をキャッチアップしなかったのですが、タイガー的にはいわゆる「ボディー狙い」もしくは若者風に言えば「ヤリモク」(いずれも体が目的)であって、相手が高級クラブの女性だったりと職業的線引きがそこにあるので、身も心も入れあげていたという訳ではない様な気がします。というのも、浮気の期間は小さいお子様がいる上、次のお子さんも出産準備が進んでいたし、また生まれたばかりで夫人はてんやわんやですから、性的な面での欲求を満たす対象が外にしかいなかったという推察ができるからです。かといって、「世の中はすべからく真っ当であるべき」との厳格者に言わせれば、どんな事由にせよ浮気はいけない、背信行為なのだから許されない、と言いますし、そう言われてしまえば、紳士のスポーツ・ゴルフの頂点に立つタイガーの立場とすれば、その様なごもっともな意見に対してはごもっともな応接によって真摯にマナー違反を認めねばなりません。しかし、もしこれが浪速もしくは浅草の喜劇王と呼ばれ飲む打つ買うで有名な森虎次郎(仮名で想像上の人物)の一件だったとしたら、芸人は浮気して当たり前という古くからのコンセンサスがあるので、騒動の際もかの森虎次郎は取材陣を前にして、サマーセーターを肩に掛けつつ「不倫は文化だ」などと嘯いて、かつてワイドショー番組を騒がした芸能人のコメントをパクったりしながらレポーターを笑かしたり、はたまた満面の笑みで「ど〜も、海老蔵の兄でございます」などと、さらりとやり過ごすのが逆に世間の評判を上げるかもしれない。この2人の違い、土壌の違いとでも言うべきか、コトが同じでも、当事者が身を置くカルチャーや立ち位置によって社会的制裁は変わり得ることを示唆しています。想像ですが。  
 さて、ここ最近の弟子マサはといえば、読書の秋ならぬ読書の冬を愉しみつつ、ゴルフ関連では、工房用ツールの販売と並行して、この間何件かお客様のクラブを調整致しました。いずれもアスリートゴルファーの方から依頼を受けた形での仕事だったのですが、作業内容は、まず依頼者の要望その他を取材し、クライアント(依頼者)の身体的・また体力的な面と、ラウンドに同行して見させてもらった各番手のショットとその傾向を把握した上で、クライアントから預かったゴルフクラブを計測してスペック一覧表を作成します。と同時に、各クラブをどの様に変更したらよいか数値で提案、先のスペック一覧表に変更前の数値と変更後(変更予定)の数値を記してクライアントにメールを送ります。一覧表はクライアントがエクセルを使える環境ならエクセルのシートをメールに添付して送ります。クライアントに一覧表を見てもらい、了解を得てから作業開始です。作業が済んだらクライアントに連絡して、配達業者による宅配か、場所と時間が合えば練習場などで手渡しというプロセスです。一覧表のデータは、クラブ長さ、総重量、ロフト角、ライ角、フェイス角(ウッド系のみ)、スイングウェイト、クラブ全体の慣性モーメント(M.O.I.)、振動数(ウッド系のみ)の数値で表します。今まで依頼を受けた調整については、いずれのお客様からも好評を得ています。これは、クライアントの体力が、調整作業をする弟子マサこと私の体力(170cm,75kg,HS48m/s前後)に近いのと、調整するアイアンがいずれもコンベンショナルなコンパクトヘッドの軟鉄鍛造アイアンでシャフトがダイナミックゴールドか重量級スチールシャフト装着だという理由もありますが、アスリート系ではないエンジョイ派や、お付き合い派のゴルファーにとっても、もし調整可能なゴルフクラブをお使いなら、必要に応じて調整することをオススメします。もし調整しなくても、ゴルフクラブセットのスペックを細かく把握することはとても有意義で、スキルの向上やスコアアップのヒントになるはずです。近年、ゴルフクラブの進化は加速度的に高まり、クラブチェンジのサイクルも早まっている中で、今使っているクラブがどういう性質なのかを細かく知ることは、将来の買い替えをより一層楽しみなものにしてくれます。この業務についてのお問合せは「ゴルフ・ツールズ」にて承ります。
お待ちしています。



2009.8.5.Wed
「遼君の涙」
「B.J.がいたからこそ・・・」
先日の国内男子プロゴルフトーナメントで優勝した石川選手。オーストラリアのブレンダン・ジョーンズ選手と競って見事勝ち取った優勝であった。が、その優勝争いの重要な場面で、ブレンダン・ジョーンズ選手のプレイに対してマナーの悪い観客がいたのは、テレビで観戦していたゴルフ愛好家のみならず、石川選手自身にとっても残念なことだった。ブレンダン・ジョーンズことB.J.が石川選手とのプレーオフに持ち込む為の重要なパットをはずした時、観客の中からにわかに拍手が起きた。こういう無礼なことをするのがどういう輩か想像に難くない。

最近私は夏だからか、それとも小額の金で済む楽しみだからか、読書をしている。そのきっかけはラジオだった。ゴルフジャーナリストでもある上杉隆氏の書き上げた、政治家の世襲問題を題材にした著作をラジオで知り、興味を抱いて書店で購入。地盤・看板・カバンについてのからくりを知り、同氏の他の著作も数冊読んだ。その後、その流れといっては失礼かもしれないが、佐藤優氏の著作を読み始めた。佐藤氏の著作の中で、私は「認識の非対称性」という言葉を知った。そしてまた、佐藤氏が言うインテリジェンスの分野では、エキスパートと呼ばれる者ほど、立場の異なる相手に対して不遜な態度をとらないという常識があることも知った。これについて私は、武道の試合などで、まず敵に対して礼をするのと似通った感触を得た。能力のすべてを尽くして対する者は誠意ある態度で臨む。こういうことだと思うのだが、時としてこの様な常識は破られる。特に、ことの第三者的立場にいて、現場を知らない者は、その軽い立場だからこそ、無自覚に不遜な態度を表す傾向にあるのだろう。当事者と第三者との間では、当事者同士に比べて、まるで正反対ともいえる認識の非対称性が生じやすいという事例のひとつとして、今回の非礼な拍手があるのだと思う。

非礼な拍手を重いと感じるか軽いと感じるかはいろいろだけど、それが一般常識から外れた汚らわしく受け入れがたい表現でも、受容する余地・余力があれば、実際のところ嫌なんだけど、すこし柔軟だし、心が広い。その辺りがあふれると自然と涙が出るもんだ。



2009.5.6.Wed
「平塚選手優勝」
めっきり更新が滞った弟子マサですが、皆さんお元気でお暮らしでしょうか? 弟子マサはというと、普段使っているソフマップ・カードのポイントを使い、小型ノートパソコン(Eee PC)を入手しました。今、このEeePCを使って久しぶりの弟子マサ原稿を打ち込んでいるのですが、小さいキーボードも、慣れてしまえば意外と使いこなせるもんですね。弟子マサは、手のサイズは24センチと、男としては普通の大きさなのですが、指が細めということもあり、なんとか普段通りのキータッチで打ち込めます。購入したノートパソコンは、ハードディスクがSSDという種類で、モーターを使わないタイプの記憶装置なので、バッテリーのもちが良いです。16GBと容量は少なめなのですが、ネットを閲覧したり、文書作成をするくらいなら、まったく問題ない容量なので、持ち運びで長時間使えるのは大きなメリットです。
さて、 先日行われたクラウン・カップでは、見事ぶっちぎりで平塚選手が優勝を勝ち取りました。 弟子マサは、数年前、JTカップのドライビング・レンジで平塚選手のショットを見てから、密かにファンの一人になったのですが、好きな選手が優勝すると、なんだか他人事には思えなくて、感極まりました。平塚選手のどこが凄いのかといえば、インパクトの音が他の選手と違い、強烈なところです。JTカップの練習場では、平塚選手は8番アイアンをフルショットしていたのですが、芯の少し下で球を捕らえる打法は、一般アマチュアのヘッドスピードだったら単なるトップの低い球になるところ、平塚選手の場合はヘッドスピードが速いので、強烈な音と共にスピンの効いた高弾道の球になるのです。こういうショットを練習していれば、たとえばラフからの状況でも高さで止めることが容易になるし、フェアウェイが芝というよりも刈り込んだ雑草みたいなコースや、グランドのコンディションが粗いところでもあまり気にせず打っていけるアドバンテージがあるはず。一般人だったらウンザリするような難コースで、ぶっちぎり優勝を遂げた平塚選手の今後の活躍に注目です。




2009.2.7.Sat
「同じクラブをもう一つ」
年が明けたかと思いきや、早くも2月となりました。暖かい日などは春の足音が近づいてきた感があります。本格的なシーズン到来に向けて、皆様下準備は如何でしょうか。 私弟子マサはと言えば、どういうわけかL字パターに食手が伸び、年明けから現在までに3本も購入してしまいました。L字は他のパターに比べて、アドレスしたときにライ角がどうなっているのかすぐ分かるので、一度調整してしまえばそれ以降は、パットの練習をすればアドレスの姿勢や前傾角度なども自動的にチェックできる特典があり、良いです。このチェックがアイアンショットやその他のショットにも良い影響を及ぼしやすく、ある程度スイングが出来上がった方で、あまり練習できない事情を抱えている方には是非ともお薦めです。ラウンド前のパター練習でアドレスをチェックできるのは、特にドライビングレンジのないコースでのラウンドでは効果を発揮すると思います。 さて、ここのところネットオークションや中古ショップの台頭で、セカンドハンドのクラブを安く購入できる機会が増えました。ということは、長いこと使い続けている今となっては絶版になってしまったクラブを、良い状態で再度手に入れられる確率が高まり、「どうしてもこれじゃないと・・・」という方には良い時代になりました。例えば、アイアンセットの中で一本だけ回復不能な傷を負ったり、よく使う番手が使い古しでぼろぼろになって限界だったりと事情があり、ニューモデルでは駄目で、同じモデルが欲しい方にとってです。 しかしながら、中古市場で同じモデルが手に入ったとしても、もともと工場生産の段階で個体差があったり、中古であればグリップ交換や細かな調整で手を加えられている場合も多々ありますので、手に入れた時点では、まったく同じものではないという現実もあります。 こういうときに、工房はありがたい存在です。手に入れたものを、今のクラブと一緒に持っていけば、同じフィーリングに仕上げてくれます。 実は最近、弟子マサはこれをやりました。ネットオークションで入手したクラブが届いたので見てみたら、ヘッドの状態は良いのですが、他がまったく違う状態で、まずグリップが違いました。さらに、セル(ソケット)が少し浮いているところやシャフトのダイナミックゴールドのマークがズレているところから推察するに、外見で差し戻しであることが判明。さらにシャフトを抜いてみて8本セットのうち3本が、シャフト先端にウエイトが仕込まれていました。スイングウェイトを揃える為のものですが、推測するに、前オーナーがグリップ交換をしたときに、グリップ重量の違いから出たスイングウェイトの誤差を、オリジナルの数値に戻そうとして埋め込んだものと思われます。グリップが装着されたままシャフトを差し戻したので、接着の際に空気の圧力によってネックとセルの間に微妙に隙間ができ、接着剤がその隙間に見える状態になったのだと推理しました。中古では、こういう事態に陥りがちですが、ゴルフ工房の技術があれば大丈夫、全然ガッカリしません。ヘッドの状態が良ければ全然オッケーです。また、不幸中の幸いとでも言うべきか、すべてばらしてホーゼル内をクリーニングしたヘッドの重量が、セットの流れに問題なかったので、再メッキなどの加工で重量調整をするコストがかからなかったことは助かりました。逆に言えば、たとえ各ヘッドの重量に問題があったとしても、再メッキをすることでウエイトを仕込むことなく重量の変更ができるので、この様なケースにおいても、心の奥底からガッカリする必要はないのでもとより安心です。 ヘッドに問題が無かったので、新たに装着する予定のグリップ重量を計測して、数あるものから同じ重量のものを8本用意し、組み付けて完成。各コンポーネントの重量に問題がないので結果として出てきたスイングウェイトの数値は気にする必要がありません。そもそもスイングウェイトを合わせようとすると矛盾が出やすいので、重量に問題がなければ、スイングウェイトは結果として受け止めればよいのです。こうして疑問や問題の無いすっきりなアイアンセットに仕上がり、当初の目的の、「状態の良い同じモデルのクラブ」を完成させました。めでたしめでたし。 因みに、再メッキによる重量調整については、深沢ゴルフ工房にお問合せください。



2009.1.4.Sun
「あけましておめでとうございます。」
昨年は、秋の頃から忙しさにかまけてアップデートできずにいました弟子マサ日記。 年が明けて三が日も過ぎ、遅まきながら新年のご挨拶を致します。 旧年中はたくさんの方々から、励ましのお言葉やツールのオーダーを頂きまして、弟子マサもなんとか年を越すことができました。スティル・アライブでございます。 本年の干支は牛です。弟子マサも牛に習って、歩みは遅くとも着実に前に進みたい所存でございます。できたら、バッファローくらいのスピードで。 本年もどうぞよろしくお願い致します。



2008.9.27.Sat
「バンコクバンコク博覧会」
先日、何故か仁丹なるものが欲しくなり、スーパーマーケットのレジ周辺を探すと、ありました、見つけました、仁丹。詰め替え用のスティックが何本か入ったものでしたが、値段がなんと700円弱もして、我が身のレベルを考えると、自分には高級品すぎるのではないだろうか、と一瞬差し伸べた手を引っ込めそうになったのですが、「えいっ!」とキヨミズの舞台から飛び降りる感じで購買しました。仁丹を食らうなんて、自分はなんてオッサンになったんだろう、と人知れず苦笑いしました。どれくらいオッサンになったのかを思えば、一つ例を挙げれば、新しいミュージックなどのサブカルチャーについても、もう自分はついて行けないと思うし、尖端のミュージックを追いかけるという行為そのものが、自分にはしんどくなってしまいました。その代わりというか、まるで尖端の音楽から遠ざかるのとクロスフェードするかの様にゴルフにのめり込み、趣向の矛先が変遷しました。ゴルフを覚えたての頃に、友人から彼のアイアンセットが如何に高額であるか、また、そのアイアンは三浦技研製のアイアンであり、などと聞かされて、ぴんとこなかったのですが、今は、三浦のアイアンの中古相場がどの程度するのかチェックするところまで、ある種ゴルフ用具についてはマニアックになっています。マニアックといえば、むかし青山あたりにマニアック・ラブというナイト・クラブがありましたが、当時なんとなくそのネーミングの響きが気になった自分は、その名は「マニアック・ラブ」という意味と、「マニア・クラブ」という意味とのダブル・ミーニングにちげーねぇー、と一人合点していたのですが、真偽のほどは定かではありません。また、一人合点といえば、最近思ったのは、タイのバンコクで世界博覧会が開かれたら、「バンコク万国(ばんこく)博覧会」になるのではないか、とまた一人で小さな発見をしては悦に入り、これはデュランデュランに似ている、バンコクバンコク、デュランデュラン、バンコクバンコク、デュランデュラン、と、まるで呪文の様に復唱しては、飲み屋で知り合った初対面の女史3人の内1人に、「それ面白い」と言われて、「通じた!、わかってもらえた!」と、大満足で生ビールを一気飲みしては「ぷはぁ〜、バンコク万国のビールはうまいなぁ」と天を仰ぎ、せっかく異性と共感して盛り上がったのにナンパするのを忘れてしまいました。ともすればこういうもったいないことをするのは、ある種、おっさんの余裕なのかもしれませんが、自分にはそんな余裕とかゆとりとかはないはずであり、貪欲に行くべきでした。反省。ちょっと話を戻して、私はバンコクバンコク、デュランデュラン、バンコクバンコク、デュランデュランを呪文と呼びましたが、あるいはこれは音楽と言っても良いかもしれない。音楽って自由でいいなぁ、今改めて、自由な発想と解釈で、音楽に触れたいな、などと変に感慨深くなったりします。と、思っていたら、三浦のアイアンとはまた別の友人、いずれもともだちのともだちなので、ともだちの輪なのですが、が、ブローアップ・レコードというレコードショップを開店したという知らせが、ともだちのともだちからのメールで届きました。私が彼の友人というのはせんえつかもしれないですが、私は陰ながら彼のショップを応援したい気持ちです。


2008.9.04.Thu
「図書館に漂う」
こんにちは。 最近妙な天候によろめきを禁じ得ないのは、私弟子マサだけではないはずと、心に信じて過ごしていますが、皆様は如何お過ごしでしょうか。 弟子マサは、いつものAMラジオを聴きながら、本日は深沢ゴルフ工房の「無料出張サービス」の画像を作っていたのですが、そうしながら聞いていたラジオ番組に出演のコラムニスト、辛酸なめ子さんが、妙なタイミングで、ここのところの異常ともいえる落雷や極地的豪雨が、実は軍事行動ではないか的な、いつもの妄想に満ちた説をチラつかせてすぐにやめましたが、こういう誇大妄想を抱くのは、なめ子さんだけではなく、ポジティブな面、そしてネガティブ面ともに想像力のはたらく方であれば、想いが浮かぶことでありましょう。豪雨については、まるで殴りつける様な勢いであるし、矢継ぎ早の落雷はまるで「思い知ったか、このやろー」と言わんばかりの、得体の知れない世界から送られた凶暴なメッセージとも感じられるからです。よく知能の高い子が、星新一先生や筒井康隆先生の著作とは別に、もう一歩踏み込んだ密かなお楽しみとして、妖怪や超常現象について大有りのスタンスをとる「あなたの知らない世界」的な解説本などにのめり込んで行きますが、その延長線上にこの様な妄想があるのではないかと思います。また、そういう意味でも、該当のコラムニストは、敢えてその筋を臭わせる発言をチラっと表すことで、周囲へは自身に備わっている純朴のダークサイドを漂わせ、成長期の子供心を忘れていない自分をアピールできるから、エキセントリックな自分を演出する一つの手段となるのでありましょう。
さて、「臭う」とか「漂う」と言えば、弟子マサが連想するには「雰囲気」の次あたりに「香水」が挙げられます。香水といえば、これ以上に「程度問題」を孕んだ代物はなく、大方自己顕示欲に比例して一回あたりに身に降注ぐ量も増える傾向にあると言えるのではないでしょうか。度を超した果てはイコール・ナルチシズムであり、それ故に忌み嫌う者も多く、小生もそのうちの一人で、劇団ひとりに似ていると言われたことがあります。劇団ひとりは余計な押韻でしたが、話を戻すと香水には概ね好意的ではありません。 しかしながら、本日はその様な自身の香水への隔絶が覆される場面に巡り会いました。それが図書館だったのです。
周囲をさびれた公営アパートが取り囲む寂しげな図書館の、薄暗い随筆コーナーの端に備えられた独り掛けの椅子に腰を降ろし、邱永漢先生のまさに辛酸を舐めた幼少期や青春時代の話を読みはじめると、自分などは先生に比べれば、まさに小生だなぁ、生みの親と育ての親があるなんて、もうその時点で一段階違うし、当時の台湾内地と本島(日本)の差別など、心の内に潜むアンビバレントなカルチャーギャップなどは、自分は身をもって体験したこともない。氏は経済的に恵まれていた明るさはあるものの、それを除けば当時の話は真に辛酸を舐めると呼ぶにふさわしいと感慨に耽っていたその時。
 図書館といえば、静粛な場所で、それに伴うようにして、臭いもない場所である。古本屋にありがちな眠った本のカビ臭さは、公共の場ということもあり、今の時代は取り払われている。知らぬ間に定着した当たり前の図書館像。そんな味気ない空間の中、気がつくと視野の端に人影が動いた。気にせず本に目をやっていたが、その影が去ったのち、仄かな香りが漂ってきた。影が残していった香りに困惑した。女だったのだと後から気がついた。衝撃。しばし幻影に取り付かれ、活字を追っても頭に入らなかった。そうありながらも本に向けて俯いたまま、頭を動かすことができなかった。戸惑いと恥じらいがそうさせたのである。そう高価ではない香りであることはすぐに分かった。しかし印象に深く残ったのである。似つかわしくない組み合わせと、静けさの面では共通する度合いが、忘れがたい印象を残した。大げさにいえば、いけないはずのものに魅かれてしまったどうしようもない感じがした。
ゴルフでいえば、このまま首尾よく静かに過ごせればベストを更新できる、とエクスタシーの予感が訪れるのと、大叩きの辛い現実が大波のように同時に来てしまったときに陥る心象に似ている。もしかしたらこの心象は、妖怪や超常現象の解説本を読みふけるときの、人知れず静かにぞくぞくとする感じと同じかもしれない。かつてゴルフの師匠と呼んでいた先輩が、
「ゴルファーはみんな変態や!」
と言っていたのを思い出す。

追伸「皆様へ」、
弟子マサは、「ゴルフ・ツールズ・オンライン」の活動以外にも、英文(機械のマニュアルなどの)
翻訳やホームページの製作などもしております。深沢ゴルフ工房のホームページは弟子マサこと私、ハラダマサルが作っています。読者の中で、お店を営んでらっしゃる方など、ホームページを作りたいと考えている方、お仕事ありましたら声を掛けてください。
電子メール:dayjam@yahoo.co.jp


2008.8.29.Fri
「ヤマハラダ」
ヤマハのアイアン05年インプレスV-ProUse(略称)を使い始めてから3年以上の月日が経ちました。そして、ロフト・ライ調整を自分でやる様になってから、ヤマハの軟鉄アイアンの曲げやすさに驚くと共に感心しまくり、それ以来、弟子マサはヤマハが好きです。何故ヤマハのアイアンに手を出したかと言えば、自分が藤田プロとほぼ同じ体格だったという理由が一番で、その次が、当時は自分もかなりのフックグリップをしていて、リストワークをあまり使わない方向性重視の打ち方だったというのがあります。また、サテン仕上げなのも、その当時の趣味にあっていました。想えば、自分はかつて目黒通り近辺に住んでいて、ヤマハ音楽財団(だったかな?)のビルを横目にくれながら通り過ぎることがよくあり、いまだサブリミナル効果を受けているのかもしれません。音楽を聴くことは好きですし、楽器ができたら人生かわるだろうなぁ、な〜んてロマンチックな憧れの想いに耽ることもあり、そんなイメージがゴルフ用具に反影されたのかもしれません。音楽がすきな人→洒落のわかる人→面白味のある人→気さくな人。そんな感じがするゴルファー。他人にどう思われるかを想定して装おうのもナニな感じがしますが、周囲の目に自分がどう映るかをまったく考えないのもヒゲや鼻毛がボーボーで、何かの達人でないかぎりまずいことになりそうですし、ぼんやりとでも自分の立ち位置を想定しておくのは悪いことではあるめぇ。ということで、野球で言えば、特大ホームランは打たないが、出塁率が高くて、走者を進めるバッティングができて、なおかつセンターラインの守備ができる器用さのある選手と思われたい。そんな感じでヤマハのアイアンを選んだ次第です。
さて、ここひと月くらいの間で、弟子マサはちょっとした転機をむかえまして、必要に迫られて原動機付自転車を購入する運びとなりました。当初は燃費においてピカイチのスーパーカブを買いたかったのですが、予算が合わず、結局またもやヤマハを買うことなりました。ちなみに学生時代はホンダのJAZZに乗っていました。気付けばこれもまた音楽に由来のある代物ですね。書きながら、ゴルフにしても乗り物にしてもどことなく音楽を感じさせるものを選ぶ傾向にある自分を発見、、、。

う〜ん、筆が進まない、なにか物足りなさを感じるまま締めるのもナニです。
下記に弟子マサ的バンカーショットの図解を御披露いたします。いろいろ試してもバンカーが苦手という方は、ひとつの選択肢として下記を試してみてください。

・ピンが近い程体を開いて、体を開いた分だけフェースも開く
・スタンス通りに構え、肩・腰も同様に開く、体の重心は終始中央をキープ
・グリップ位置は普段の自然な構えで、適度なハンドファースト
・視線とグリップ位置の延長線上にボールがあることを確認
・結果としてボール位置は、ほぼスタンス中央となる
・砂を薄く取るつもりでスタンス通りに振る


2008.8.11.Mon
「ボケとツッコミ」
サッカーで出ばなをくじかれ、やわらちゃんが残念な銅メダルとなり、オリンピックの序盤、日本のお茶の間はくじけそうになりましたが、一転、北島康介がやってくれました。自分は、その100メートル平泳ぎをテレビで観ていたのですが、レースの終盤で解説の人が、「落ち着け!」と、取り乱した感じで叫ぶのを聞き、思わず突っ込みを入れたい衝動にかられましたが、皆さんはどうでしたか?
おそらく、お茶の間の3パーセントくらいの人は、その瞬間「お前が落ち着けよ!(おれもだけど・・)」と、突っ込みを入れたのではないでしょうか。昨今、テレビ・ラジオでは、番組の作り手にしてみれば使い勝手が良いのか、よくお笑い芸人さん達が活躍していて、メディアの受け手側にもボケとツッコミのスタイルがバーチャルに日常化されています。特に若者は、テレビ・ラジオのメディアから受ける影響が大きく、また若いだけにそれらを自分のものとして修得するのも早く、所変われば、気のおけない仲間が集まる学食・社食などでは、ツッコまれたいが為に敢えてボケるといった、日常日本語会話の高等技術を試みるおしゃまさんが多数いることと察します。思えば、ボケとツッコミは野球でいうところのシステム・プレーみたいなもので、例えばアウト・カウントがツー・アウト未満でランナー1塁の状況であれば、サードゴロが来た場合は6・4・3、セカンドゴロが来た場合は4・6・3、ファーストゴロであれば3・6・3、または臨機応変に3・3・6のタッチアウトといった具合に、大方は打球のパターンを守備のパターンで対処する流れ作業であり、稀に瞬間的にプレーヤー自身の判断が加わり、一連の結果、システム・プレーが決まると気持ちよいし、少なからず感動すら覚えるのですが、これら連携プレーはいつも決まるとは限らず、予想・予測に反して起こる暴投やエラーによる進塁や、果ては、それら失敗を起因として、その後の成り行きによっては失点を被る危険もありえ、連携の最中はやってる側も観ている側もとてもスリリングです。守備陣は、できるなら、いつも練習している同じパターンで対処できれば確実だし楽なので、キャッチャーは、意図してそうなる様に配球を組むのですが、それがずばり現実のものとなって、あたかも当たり前の様に楽々ダブル・プレーが決まったりすると、逆に、それらを成し遂げたプレーヤーの技術の高さが、見る側には感じにくくなって、行き着けば「普通じゃん」というレベルに消化されて行きます。こーゆーふうになったらこうなるしかないというお決まりのパターンが構築されれば、今度はそのお決まりのパターンに対して「またかよ!」のツッコミが入るわけですが、ゴルフのメジャー大会を観て思うのは、最近まではタイガーウッズが勝って「またかよ!」のツッコミを入れていたところ、気がついたらハリントンが勝って「またかよ!」というパターンが定着しそうなことです。

2008.7.26.Sat
「誰かに似ている」
少し前の話ですが、米メジャーをテレビ観戦していて思ったことがあります。それはビジェガスの格好が、テレビアニメ「ヤッターマン」の主人公に似ているということです。つばの短い角張った帽子に金色の後ろ髪、ピタッと体に張り付く襟のデカいシャツ、そしてパンタロン風のパンツにこれまたデカいバックルのベルト。引き締まった体躯もあいまって、もう私にはヤッターマンにしか見えないのです。実況の土居さんが「ヤッターマンみたいですね」と、いつ言い出すか期待していたのですが、やっぱりこの手の発言はゴルフネットワークではなくて、ゴルフチャンネルでないと許されない様な気がします。ゴルフチャンネルのあの自由な雰囲気に包まれた実況と解説は笑えるコメントが多いので面白いですよね?マギンリーのことをミスター・ビーンなんて平気で言っちゃうんですから。
それと、ゴルフとはまったく関係のないところでは、先日囲碁将棋チャンネルを観ていて思ったのですが、将棋の藤井猛9段と作曲家で歌手の来生たかおさんが、なんとなく似ている様に感じます。来生たかお氏は将棋好きで知られ、御自身のホームページで、プロ棋士の島朗(しまあきら)さんとの対談を写真を交えて掲載していまして、それに関心を抱いた小生弟子マサも楽しく拝読させてもらったのですが、その内容はプロ棋士界の裏側をさり気なくえぐるような展開で、氏の楽曲に馴染みの薄い方でも、将棋ファンであれば楽しめる内容でした。来生たかおさんのホームページは、"http://www.kisugitakao.com"です。
来生たかおさんに似ている藤井猛プロと言えば、かの有名な藤井システムの開発者であり、相手を居飛車穴熊に組ませない急戦の四間飛車戦法で数年前は竜王の座につくなど勝ちまくっていました。ちょうど弟子マサも含め仲間うちで将棋が流行った時期と重なり、弟子マサは藤井プロの著書「藤井システム」を人知れず読んでは、いざ本番で使い、序・中盤で対戦相手が苦しむ姿に酔いしれたものです。一方、 藤井プロの著書以外にも、羽生の頭脳シリーズ「急戦四間飛車破り」を読んで、逆の展開も学んだりしたのですが、ゴルフオタク
に変身してからは、将棋はもうファミコンに勝てるか勝てないかくらいのへっぽこに成り下がりました。話が往ったり来たりで恐縮ですが、来生たかお氏は別名「矢倉銀」として音楽の製作サイドでも活躍していて、将棋ファンであればその名前を見聞きすれば、この人は心から将棋を愛して止まないんだろうなぁ、と想うのと同時に、矢倉というオーソドックスな構えが、いつの世でも通じる永遠性と、言うなれば、失うことのないタイムレスなテーマを追い求める姿勢を彷佛とします。でも、もしそれが角交換からの銀矢倉だとしたらちょっとアバンギャルドな雰囲気もあるし、いきなり切り込んでいく攻めの姿勢も潜んでいるので、矢倉から連想する律儀な優男っぽい先入観でもってうかつに近付いてしまうような女はズバっと切られるかもしれない。氏はギャンブルが好きらしいので、もしかしたらその棋風は、居玉のまま急戦を仕掛けたり、じっくり7六歩→6六歩と矢倉を思わせる出だしから一転して振り飛車にしてみたり、気まぐれが似合いそうで、その名も矢倉銀は、相手に先入観を抱かせるためのトラップかもしれぬ。人は見かけによらぬと言いますが、かの「ゴキゲン中飛車戦法」の開発者である近藤正和プロも、見た目や語り口はほんと人が良さそうな柔らかい印象で、解説などを見ていると、そのほのぼのとした雰囲気から、なんとなく天才バカボンが画面に重なってくるのですが、その実、氏のゴキゲン中飛車戦法は序盤から罠満載で、まんまと罠にはまり逆光線を浴びた相手は必ずよろめいて気分だけスリル過ぎる展開となりましょう。

あぁ、今回もまた本題からかけ離れた自分だけの世界になってしまいました。反省。

追伸、
いつもゴルフツールを御用命頂いております高地県のN様より、この暑い夏にぴったりのおいしい冷酒を本日頂戴しました。御注文を頂く身でありながらお贈り物を頂けるなんて、小生はほんとに幸せ者です。誠に有難うございます。



2008.7.15.Tue

「サーバー回復」
またまた久しぶりの更新となりました。一部読者の方から直接電話いただきまして、どうなっているのか事情聴取を受けました。今回長らく更新しなかったのは、ひとつにはツール販売のページを新たに作り変え、別のサーバー上「http://golf-tools.sakura.ne.jp/」で運営し、ショッピングカートの機能を追加したり、いろいろと煩雑な作業をしていたのと、従来のサーバーがリンク構成の面で一時不具合を起こしてしまい、ページが開けないなどあった為です。それと、タイガーウッズがしばらく試合に出ないことを公言し、その影響を受けて弟子マサも意気消沈したというのもあります。その間、ゴルフ関連での出来事といえば、弟子マサの個人的な動静は、渋谷のゴルフバーを視察しに行きました。なんとなくゴルフバーなるものが世間では流行っているという噂を耳にしていたのですが、その実像が分かっていなかったので、重い腰を上げて行ってみたのです。ネットで検索していくつか目ぼしい店を選び、よりメジャーな方が良いだろうと、チェーン展開している店を訪問してみたのですが、そこは、実際に行ってみると、ゴルフバーというよりもダーツバーでした。渋谷といえば繁華街の中でもとりわけ賑わった街ですが、その中でも人通りの激しい東急ハンズの並びにある店で、そういうことろだけに客層は20才代の男子を中心に、同じ世代の女性が20%くらいといったところでした。ダーツの台が30台ほどあるのに対して、ゴルフのシミュレーションマシンは2台、置いてある場所も一番奥の隅っこ、料金のシステムは、シミュレーションゴルフはボックス席で席に入る人数であれば、確か5人までだったと記憶していますが、1時間5000円程だったと思います。ボックス席の料金ですので、5人いる場合は一人1時間1000円くらいです。店に入ってすぐに見学を申し込んで、実機を見てみたのですが、映像のリアル感は今時のゲーム機に比べると少し劣る感じで、おそらく10年くらい前に開発を始めて作ったCG映像だと思われます。店員から「お試しに4球打てますが、売ってみますか?」と訊かれ、それではお願いしますと二つ返事でお願いし、クラブセットを覗いたのですが、置いてあるクラブはドライバーがクリーブランドのハイボアでシャフトはSR、310グラム台の割としっかりしたもので、アイアンはキャロウェイのXシリーズのボテっとしたボアスルーアイアンヘッドにカーボンシャフトのこれまたSRでした。シミュレーションゴルフの総評は、微妙なティーアップの高さ調節ができれば、少しはやる気になれるかもといったところです。



2008.5.25.Sun

「谷原秀人選手優勝」
今日のマンシングウェアKSBカップでは、谷原選手が3日目までのアドバンテージを守り、みごと逃げ切りの完全優勝をしました。谷原選手といえば、弟子マサは以前観に行ったツアーのドライビングレンジで、谷原選手の練習場でのショットの凄さに度肝を抜かれたのですが、ああいう他の誰よりもバシッとインパクトする選手が優勝してくれると、なんだか気持ちが晴れやかになります。一方、いつもなでる様なインパクトのスイングしかしない選手が優勝している姿を観ると、テレビを通じて観る米国のツアーと比較して日本のツアーはやっぱり特殊な面があるんじゃないかと感じずにはいられません。谷原選手の切れ味ばつぐんのスイングは観ていて気持ちが良いですし、身体的な強さと技、そしてスポーツ選手らしい一筋縄には行かない内に秘めた根性とが多面的に備わっているのが判り、多分ゴルフじゃなくても、例えば野球とかサッカーとか、はては格闘技でもやっていけるんじゃないかと感じさせてくれるし、そう思える選手がゴルフで活躍してくれると、観る側の姿勢も変わって来るもので、例えば、ボクシングやラグビーの様な、もろに戦いを競技に置き換えたスポーツを観戦するのに近い、ある種の熱いものが湧いてきて、その舞台の頂点にいるのはアスリートの中でもエリートだけで、(この場合のエリートとは日本で使われる意味合いの「家系が良い」とか「特権階級」とかの意味ではなく、生まれながらにして選ばれた人という意味合いのエリートで「家柄」とか「育ちの良さ」はあまり関係ありません)常人とは明らかに違う異質さが感じられればられる程、その競技はスポーツとして価値が高まると思います。これはゴルフを肉体的な競技として捉えた場合の意見で、無論ゴルフは肉体の強さだけで勝てる競技じゃないからこそ面白いのですが、弟子マサ的には、どうせテレビで観るのなら、谷原選手ののゴルフの様にもっとアスリートスポーツとしてのゴルフを観たいと思います。
さて、終盤の追い上げが一歩及ばず、惜しくも優勝に手の届かなかった佐藤選手について、弟子マサはひとつ思い出したことがあります。それは、以前ゴルフの専門チャンネルで披露された佐藤選手の練習風景のひとコマなのですが、たしかその時のコーチはI.T.コーチだったと記憶しています。その内容は、ショットをする以前のアドレスの段階で、顔をターゲット方向に向けたままバックスイングをして球を打つというものでしたが、弟子マサは「マジかよ!」と目と耳を疑いました。こんなことをしたら頸椎を起点として体が壊れるし、下手をしたらゴルフどころか一生スポーツなんてできない大けがをするに決まっているからです。こんな無茶苦茶な悪意に満ちた練習方法を、アメリカ人がやっていたからといって、そのまま額面通りに受け取って、我が物顔の受け売りで日本の選手にやらせるのは、無責任にも程があるし、自分の頭で考えて取捨選択ができない様な輩がプロのコーチなんかしていて良いのかと内心怒りました。I.T.コーチの人柄は、実直さを感じさせる好青年とでもいったところで、衣食足って礼節を知るを地で行っている感じの人で、説明も解りやすいのですが、もう少し考えを深めてもらいたいです。
なんだか「ぶっちゃけトーク」をしちゃいましたが、弟子マサ自身の近況を報告すれば、M.O.I.(慣性モーメント)基準のアイアンセットがブレイクしそうな予感です。ヘッドはゴルフスミス40周年記念モデルの「G40」を使い、シャフトは日本シャフトかトゥルーテンパーのDG-SLのチョイス(他のシャフトも可能)でお客様に合わせてオーダーメードします。試験的に販売したセットがコストパフォーマンスの優位性もありお買い上げ頂いた方から好評を受けました。先日テスト用のセットを組んだ後、弟子マサ自身打ってみたのですが、低重心で高弾道を打ちやすく、距離の出しやすいアイアンです。ドライバーのHSが50m/s前後のハイヘッドスピーダーには距離が出過ぎて逆にマネージメントが難しくなってしまいますが、一般的なヘッドスピード40m/s〜43m/sのゴルファーには距離も高さも出しやすいし、番手間のM.O.I.を整えているので、持ち替えた時の差異が少なくミート率が向上する大きな利点があるのが特徴です。体が出来上がる前のジュニアや、アスリート系女性ゴルファー、DGがちょっと重く感じてきたシニアゴルファー、これからゴルフを始めたいけどダイナミックゴールドだと使いこなせるかちょっと不安な20代から30代の男性ビギナー、これらの方に是非使ってもらいたい逸品です。



2008.5.21.Wed

「今田竜二 米ツアー初優勝」
ここのところ昇り調子で出場試合では、しばしば上位に顔を見せていた今田選手が、AT&Tクラシックで念願の初優勝を飾りました。
今田選手といえば、ドローボールヒッターとして知られていますが、ここのところ米ツアーで活躍の選手は、いずれもドローボールヒッターのような気がします。一時期(一昨年くらいまでの数年間)は日本でもフェード全盛の時期があり、フェードボールを打てなければ勝てない、なんて言われ、それが伝播して我々アマチュアゴルファーの間でも、フェードは偉い、ドローは下っ端、みたいな雰囲気が充満していました。弟子マサ的には、このフェード全盛の時代は何れドローへのトレンド変換が行われるべきだと考えていたのですが、やっぱり、ドローが有利なトレンドへ風向きが変わり、最近米国で勝っている多くの選手
はドローヒッターとなっているのです。といっても、ドローもフェードも自在にコントロールしてしまうタイガーウッズのような郡を抜いた選手にとってはコースセッティングのトレンドなんてまったく関係ないことと思います。また、フェードのトレンドに翻弄されて苦労の末にフェードをおぼえた選手は、最近低迷しているように感じます。


2008.5.11.Sun

「藤田寛之プロ優勝」
先週の中日クラウンズではプレーオフの末に惜しくも優勝を逃した藤田選手でしたが、今週行われた「パインバレー北京オープン」では見事優勝を勝ち取りました。
今シーズン始まって以来、常に安定したゴルフで毎試合上位にくい込んでいる藤田選手ですが、調べてみると現在国内獲得賞金ランキングで第1位です。この調子で行けば賞金王も夢ではなく、是非とも実現してもらいたいです。女子ツアーでは福嶋選手が涙の優勝。若返りの激しい女子ツアーの中ではもうベテランと言ってよい脂の乗り切った選手ですが、久しぶりの優勝で存在感をアピールしてくれました。
私事ですが弟子マサはと言えば、この弟子マサ日記で綴った願い、藤田選手の優勝などが、次々とは言わないまでも、かなりの確率で現実のものと成るとは裏腹に、自身については今ひとつパッとしない感じが否めません。といっても、自身についての願いを、この場では殆ど口にしていなかったのですから、実現されるわけがないと考えるべきなのでしょう。往々にして未来予想図というものは、自分以外のことを描いているからこそ現実のものとなるのかもしれません。
さて、聞くところによると、都会では「ゴルフ・バー」なるものが流行っているという。弟子マサはよくラジオを聞くのですが、普段はAMラジオばかりなのに、ふと気がついたかのようにFMのボタンを押してみると、J-WAVEのとある番組に出演の、かの長谷川理恵女史が、パーソナリティのクリス・ペプラー氏との会話の中でこぼしていました。「ゴルフ・バーが流行っていて、友達がみんな今ゴルフにはまっている。だから私もゴルフをやりたいんです。」と。友達がやっているから私もやりたいという動機についてはさておき、ゴルフ・バーが流行っているということに関しては聞き捨てならない情報です。住む世界が違いすぎるのか、少なくとも弟子マサが生息する埼玉県南部では、ゴルフ・バーなるものは一度も見かけたことはなく、もしあるなら、竹中平蔵氏が長谷川理恵女史の婿養子となって長谷川平蔵と名乗り、火付け盗賊改め役を職務とする様な奇跡です。ゴルフ・バーは浅草橋あたりにあるのでしょうか。行ってみたいものです。もうひとつ余計なことを申せば、そんなお洒落なところでクラブ・フィッターやカスタマイズ・クラブのアセンブルなどクラブ・ソムリエみたいなことをしてみたいものです。


2008.5.04.Sun

「慣性モーメントバランス」
中日クラウンズは地元近藤選手が藤田選手とのプレーオフを制して優勝しました。二人とも体格的には小柄でも、技と切れ味のあるスイングで観客を沸かせていました。ウェアもテレビ画面に映え、プロゴルファーもおしゃれになったもんだと感心させられました。弟子マサのお客様の中にも中部地方、特に愛知県の方が多くいらっしゃるので、近藤選手は応援したい選手の一人です。一方、弟子マサはヤマハのアイアンセットを使っているので、藤田選手にも思い入れがあるのですが、今回は残念でした。藤田選手は毎試合上位に来ているので、また近いうちに優勝に手が届くところまで来て今度は勝ってくれると信じています。
女子ツアーでは古閑美保選手が通算8勝目の優勝を飾りました。弟子マサはその昔、古閑美保選手に顔がそっくりな女史とお付き合いをしていたことがあり、なんだか他人事に思えないある種不思議な感慨深い部分があります。
私事ですが弟子マサはと言えば、鼻風邪をひいてしまいました。くしゃみが矢鱈と出るのと、鼻水が垂れるまではいかないものの、ぐじゅgじゅしています。もしや花粉症かと疑ったりもするのですが、眼のふちが痒くなったりはしないので、自己診断で鼻風邪と思っています。ホワイトガソリンやアセトン、エポキシなどの揮発性化学物質に触れる機会が多いので、粘膜が傷んだのが原因かもしれません。
さて、今回は慣性モーメントでバランスを揃えたアイアンセットについて書きたいと思います。一般的には、クラブを持った時の重みやスイングする際の重量感、ヘッドの効きなどを示す値として、スイングウェイトが用いられています。男子プロであればD2くらい、女子プロではC9くらいが平均となるでしょうか。長年このスイングウェイトがクラブ重量バランスの目安となっているので、現在も広く用いられています。特にアイアンセットをこのスイングウェイトで、D2ならD2、D1ならD1で揃えることにこだわりを持っている方も多くいらっしゃると思います。しかしながら、このスイングウエイトを揃えることを第一に考えるあまりに出てくる弊害もあります。昔の様に、アイアンのシャフトはダイナミックゴールドと選択が決まっていれば、クラブの組立てにおいてスイングウエイトでセットを揃えるのが手っ取り早くて問題も少ないと思うのですが、現在はアイアンのシャフトでもいろいろなメーカのいろいろなシャフトがありますので、スイングウエイトにこだわりすぎると結果変なことになってしまうことも多々あります。変なこととは、せっかく軽量スチールを使っているのに、スイングウェイトを出す為にホーゼルやシャフト先端に重りを仕込んで振りやすさが損なわれてしまうなどです。では、ダイナミックゴールド以外のシャフトを選択する場合、何を目安としてセットを組んで行けば良いかというと、弟子マサ的には、長さ、総重量の流れ、そして慣性モーメントで調和を計っていくことが良いのではないかと考えます。
現在、志木エバーグリーンの深沢工房では弟子マサが組んだアイアンセット(ヘッドはゴルフスミス製)を試打できます。慣性モーメントに配慮してセット全体の調和をはかったアイアンセットで、シャフトはNS950GHのSフレックスを挿しています。ドライバーのヘッドスピードが43m/s前後の方が振ってちょうど良い仕上がりです。ぜひお試しになって、感想を聞かせて頂けると幸いです。また、フィッティングを含め、オーダーも承りますので、ご要望の際は弟子マサまでご連絡ください。 アイアンセットの他、ドライバーとハイブリッドのテスト用クラブも用意しています。こちらの方は、どちらかというと体力の強い方に向いた仕上がりとなっていますが、ヘッドの形状や構えた感じがシックリくる様でしたら、シャフトのチョイスやカスタマイズを含めたオーダーを承ります。


2008.4.20.Sun

「今更Mizuno MP-33を考える」
こんにちは、
世間では、長野での聖火リレーがどうなるのかと、評論家や論客の意見が展開され、注目が集まっていますが、国内の男子プロゴルフは、石川遼プロのデビュー戦で活況を呈しております。あいにくの天候でコンディションの悪い中、パンチショットなどプロならではの技を展開しながら奮闘している石川選手の勇姿は、テレビの中でひときわ輝いていました。次の試合が楽しみです。
さて、我が身を振り返れば、前回記載のコブラ・プロ・アイアンの衝撃を超えるネタがなく、またもや間が空いてしまいました。ある方からは「日記じゃないだろう」というご指摘を間接的に受けまして、「まったくその通りだなぁ」と本人も思うこと甚大なのですが、タイトルを「弟子マサ雑記」に変更するのも違和感があり、クラブで言えば、「ちょっと構えにくい」と言ったところです。
「ちょっと構えにくい」といえば、弟子マサがクラブの面で個人的に抱えている問題として、昨年下半期に手に入れたミズノのアイアンセットMP-33が挙げられます。中古で手に入れたそれは、前オーナーが養老工場で注文を出しつつ仕上げたもので、3番で39インチと通常のMP-33より長くした分トレーリングエッジに削りを入れてヘッドを軽くし。スイングウェイトをノーマルと同じ様な仕上がりにしています。ゴルフ仲間が持っている同製品と比較して、ぱっと見て分かる違いは、そのトレーリングエッジに削りを入れているところぐらいで、その他は同じ姿をしています。折角手に入れたMP-33なので早く全面的にこのアイアンセットにクラブチェンジしたいのですが、以前より使っているヤマハのアイアンセット<'05インプレスProfessionalUse>の方が構えやすく、実際に結果も出るので、依然インプレスが総合評価の差でエースとしての地位を守っています。MP=33だと、番手を持ち替えた時にどこか具合が悪く、特に7番が際立って他の番手との流れで異質な感じがして、先述の、同じ製品を使う仲間や周囲の諸先輩方に見てもらって、意見・感想を仰いだりしたのですが、そこから導き出される答えは決まって(Mizunoが出来の悪いクラブを売る訳が無いから)「気のせいだよ」もしくは「君の感性が異質なのでは?」という結論にたどり着いてしまいます。という訳でスイングの方を合わせて対処することにしたのですが、それで泥沼に陥りました。ミドル・アイアン以下のクラブでも、フェアウェイウッドやロングアイアンの様な払う様なスイングになってしまったのです。前回の話の中で触れましたコブラ・プロ・アイアンを試打した際は、上からダウンブローに打とうが払う様に打とうがイメージに沿った球が打てるのに、ノーマルのMP-33ではそれができない上、強くインパクトする場合はドローをコントロールするしか選択肢がないのです。そういえば、男子のMizuno契約プロが石川プロの様なパンチショットや、完全にウエイトを左に移して強烈なダウンブロ−をする姿はあまり見かけません。今日のトーナメントで惜しくも優勝に手が届かなかった手嶋選手にしても、米ツアーで圧倒的な強さではないにしても活躍しているルーク・ドナルド選手のスイングにしても、どちらかと言えばインパクト付近では左腰が上って、フォローでは首を右に傾けた状態で飛球を見上げる様なスイングが印象的です。たしか、二人とも長らくMPを使っている選手だったはず。
クラブの特徴としても、ノーマルのMP-33は、短い番手でもボールポジションを左足寄りにセットしないと打ちにくいので、上記の様なスイングになりがちです。
プロのスイングを引き合いに出した上で自分のスイングを語るのも恐れ多いのですが、弟子マサのスイングも、自分より先に同製品をノーマルのまま使い続けている仲間のスイング傾向(=短い番手でも払い打つスイング)に似てきた様に思います。「しっくりこないな」と思いながらもそうなってしまった感じです。 こう言うと、プロは市販のMPをそのまま使うことはないだろうとご指摘を受けそうですが、弟子マサもそう思います。そう思うのですが、そうなんです。

そんなこんなで答えが見出せずに違和感を抱きながら戸惑い続けた末、もしやと思って水平付きの分度器で計測した結果、やっとすっきりする解答が見つかりました。
以下は弟子マサ個人の結論として受け止めてください。計測には誤差がつきものですし、社会通念や一般常識は欠けがいの無い大切なもので、所謂コモンセンスがあるからこそ、疑う余地がない分だけ私たちが暮らす社会では物事が円滑に運ばれるわけで、これらが能率の土台となっています。信用や信頼は概ね必要であり、それが低下していく様な世の中であってはならないし、たとえ不景気でスタグフレーションであろうとなかろうと、それら信用や信頼は相互が守るべき必要不可欠な部分であることは間違えありません。聖人君子ではなくむしろその逆側にいるいつも矛盾だらけの弟子マサでも、こう言う権利はあります。
本題に戻りMP−33ですが、初期状態(もはや今となっては店頭で見る機会は無いかもしれませんが店頭での状態のことです)のMP-33は、ミドルからショートアイアンにかけてソール角が足りないのです。言い換えると、本来のあるべき姿よりもロフトが立った状態で、その分ソール角が減らされた状態で店頭に出されていたということです。だから顔がバラバラで、番手を持ち替えた時にわけがわからなくなり、そのまま使って変な事になってしまうのです。ジャパンゴルフフェアのミズノのブースで、MP-33と同37は今後受注販売もしくは受注生産に切り替えるという話を耳に挟みました。謎が解ければ、この処置は当然の決断だと納得できます。また、後継のMP-67で特に整合性の面において改善できたからこそ、その様な処置をとったとも言えます。
店頭で見る初期状態(出荷状態)のMP-33(MP-37にもほぼ同じ事が言える)は、弟子マサ的に言えば、そのままでは使えない状態です。この使えない状態というのは、MP-33が潜在的に持ち合わせている能力が、おそらくマーケティングなど仕方のない理由によるのでしょうが、残念ながら隠された状態でリリースされている(いた)ということを意味しています。そんなことはないだろうと自分に言い聞かせ続けて、そのことに気がつくまで相当な時間を無駄にしてしまった自分を後悔しています。大人げなくメーカーのやりかたに腹を立てたりもしましたが、その前に自分の馬鹿さ加減に矛先を向けるべきと踏みとどまりました。その辺が弟子マサの弟子たる所以と言えそうです。
話を戻すと、 MP-33の完成度を信じて初期状態のまま使っているユーザーに向けて弟子マサが伝えたいのは、「そのまま使うといつまで経ってもアイアンショットのスイングの完成度は高まらず、ショットのバリエーションを増やすこともまず無理で、時間を損しますよ」ということです。MP-33は5番アイアンのロフトを少し、6番〜PWまでのロフトを大胆に増やす(具体的な数値につきましては工房にお問い合わせください)ことで、見違える程番手間の顔が揃い、PWで48度のオーソドックスなロフトピッチに校正されるばかりでなく、適切なソール角が得られ、番手を持ち替えた時のわけがわからなくなる違和感と地面へのランディングの感触が向上して、ショットのばらつきが解消されます。こうすることで前回弟子マサが絶賛したコブラ・プロ・アイアンに肩を並べる程の優れたアイアンセットに生まれ変わります。「なんでメーカーは最初から本来在るべき姿で出さないのか」は、弟子マサ的に推察すれば、メーカーサイドでのマーケッティング戦略上もしくは意匠権の問題があったのか、いずれにしても止むに止まれぬ(聴くも涙語るも涙の)事情があったのしょう。何かの縁でご一読頂きました既存の、既成のままMP−33を使ってらっしゃるユーザーさんは、今更その闇の部分に突っ込みを入れるよりも先に、ロフト角の校正(ソール角の校正)をしてしまうことをお勧めします。そうすれば、MP−33の本来のその素晴らしい姿を見て心が踊り、晴れやかな気分になることうけあいです。
例外的に、上記弟子マサの言う対象から外れる方もいます。
おおまかですが、以下の点に該当する方は校正しなくても良い場合があります。
・既成のヘッド形状でまったく違和感を感じない方。
・どの番手も左足踵線上で構えたい方。
・ミドルアイアン以下でもボールを払う様に打ちたい方。
上記の点でいずれかに合致する方は、対象から外れる場合がりますのでご留意ください。


折角読んでいただいて、「今回はいつもと違ってなんだかシリアスだな」、「何を言っているのかわからないよ」、といった読者が多々いると思います。次回はまたいつもの軽い感じのちぐはぐな弟子マサに戻りますのでご勘弁ください


2008.3.29.Sat

「試打会へ行きました」
こんにちは、
本日近所の練習場で開催された試打会へ行きまして、以前より気になっていたクラブをいくつか打ちました。
弟子マサ的アスリート系のお薦めクラブ・アイアン篇の第1位は、cobraのPROシリーズです。このシリーズにはCBとMBの2つがありまして、CBはキャビティー、MBはマッスルなのですが、どちらも素晴らしい出来で、いずれもストレートネックのほんとに構えやすいデザインと、ソールの抜けが抜群で、打ってみると良いイメージしか湧かない非の打ち所のないアイアンです。想えば、海外ではcobraと用具契約をしているイケメンのプロが活躍していますが、打ってみると納得です。クラブもイケメン、選手もイケメン、イケメン尽くしのコブラと言えそうです。アクシネット家の兄貴分TitleistのZアイアンよりも買うなら弟のcobraです。
そして、お薦めクラブ・フェアウェイウッド篇の第1位は、NIKEのSASQUATCH2(丸い方)です。弟子マサが試打したのは、3番4番5番のいずれも純正DiamanaのSシャフトですが、とにかくミスショットが出にくいです。ソールのデザインが抜群で、しかもヘッドとシャフトのマッチングが良く、他のFWだとミスショットになるようなスイングでも、SQ2だとミスになりません。シャフトのバリエーションも豊富なので、これならヘッドスピードがありすぎる人以外は、誰でもリシャフトの必要なく即実践で活用できるはずです。持ち球が低い方は、3番(43インチ)だと球が強すぎでランの計算が難しそうで、4番(42.5インチ)7番(41.5インチ)のペアをお薦めします。
NIKEはFW以外アイアンも打ったのですが、新テクノロジー満載のアイアン(というよりもハイブリッド型のソールの広いアイアン)は飛び過ぎ注意です。体力的に衰えを感じるスイングの完成度が高いシニアゴルファーは、NIKEのテクノロジー満載アイアンを手に入れれば、若いもんをやっつけられそうな感じです。



2008.3.29.Sat

「中古ショップはどこが良いか」
こんにちは、
またまた久しぶりの更新となってしまいました。恐縮です。
ここのところ弟子マサは、220Y前後をカバーするラインの出しやすいハイブリッド・ユーティリティを探していました。この距離は7番ウッドや3番アイアンの距離なのですが、3番アイアンだと難しく、7番ウッドだと高さが出る分ラインが出しにくく、尚かつ冬場や春先は風が吹くのでその影響を受けやすいというのが理由です。できれば7番ウッドを器用に使いこなしたい気持ちはあるのですが、たまにひっかけてしまうことがあり、また構えた際にロフトが目立つ分ティーショットで使い辛いのです。7Wは現在テーラーの初代Vスチールをエースにしているのですが、ホーゼルを拡張してシャフトを右から挿すなど、フェースがかぶらない様に改造する必要がありそうです。これは後々自分ですることにしました。ちなみにこのシャフトを右から挿す改造は師匠の深沢ゴルフ工房で対応してくれますので、興味のある方は一度深沢さんにご相談されては如何でしょうか。
そんな訳で、何店舗か中古ショップを巡ってみたのですが、結果「えびすや」さんでMizunoのMP UX1の21度を購入しました。えびすやさんは、弟子マサ的にはとても気の利いたお店で、多分同じ意見の人は多いと思うのですが、アスリート系ゴルファーにとって品揃えが豊富です。ヘッドスピードで言ったら46m/s前後の方が欲しいと思うクラブが揃っています。もちろんビギナーの方でも、スポーツ経験があったり、上昇志向のある方なら一度訪れてみる価値がありそうです。


2008.3.14.Fri

「エンデバー」
こんにちは、
今日のニュースでエンデバーの日本人乗組員土井さんの活躍が報じられていました。ドッキング作業を行ったのは、日本人として初めてだといいます。
それから、国際宇宙ステーションにはすでに長期滞在のスタッフがいて、今回打ち上げの時点でエンデバーに搭乗したスタッフの内1人が交代して、これまでステーションに長期滞在していたスタッフはエンデバーと共に地球へ帰るのですが、弟子マサ的にはその方の帰還がとても心配でなりません。いつもの弟子マサ的余計な心配なのですが、長いこと無重量状態にいたら身体の機能は必ず衰える訳で、手足の筋力などは運動器具である程度維持できるにしても、心筋の力量を維持するのは難しいのではないかと思うからです。もし重力が無ければ、血流を司る心臓にとっては、これほど楽な状態はない訳で、重力のある地球で横になって寝るよりもずっと楽な訳ですから、例えば何かの病気で何ヶ月か寝たきりになっていた人が病状から回復して自力で立つときなどと同じ様なことにならないか、動悸や目眩でまともに立っていられないのではないかと心配なのです。
さて、心配といえばゴルフで心配なのがOBです。近頃の弟子マサは右にすっぽ抜けるドライバーショットが出やすく、体力強化で飛距離が延びた分、このすっぽ抜けが出たらまずOBまで行ってしまいます。1日に4個や5個もボールをなくすこともあり、値段の高いボールだと損失も大きいので、特に朝一のティーショットでは必ず摩耗した球や失ってもあまり痛くない球を選んで使います。それから、ティーグラウンドのライが左足上がりのホールは要注意で、ほんの少しの傾斜でも、気付かずに普段通りに打ってしまうと、まず右へ飛んで行ってしまいます。右がOBのホールでティーグラウンドが左足上がりのライの場合、「こいつは罠にちげぇーねぇ」と、疑いの気持ちで臨めればしめたものですが、はまってしまうこともしばしばです。


2008.3.9.Sun

「女子ツアー」
こんにちは、
今年も女子ツアーが始まりましてテレビ観戦していたのですが、その際に何だか疑問に思ったことがありました。480ヤード程のPar5の攻め方なのですが、飛ばす選手はティーショットで270ヤードくらい打っていて、並の選手でもフォローなので260ヤードくらいは打っていたと思うのですが、飛ばす選手も含めてセカンドは皆ウッドで10〜20ヤードショートしているのです。270ヤード飛ばせばセカンドは210ヤード打てば良い訳で、男子のケースで考えるとティーショットが同じ条件で同じ270ヤードだったら、残り210ヤードはおそらく7番ウッド、もしくは4番アイアン、最低でも5Wで届くはずで、FWは女子の場合男子よりも飛ばないのかな?なんて思いました。よくよく考えれば、グリーンが高麗ということもあり、フォローなので直接グリーンにのせると奥まで行ってこぼれしまい難しいアプローチが残るわけで、たぶん女子の場合7Wでも男子の様にミドルアイアン並みの高さが出ないので、ランを計算しなければならないのでしょう。オーバーは駄目だけどショートならアプローチで寄せて1パットのバーディを狙えば良く、セカンドで仮にキョーイチ・ショットが出たとしても、グリーンに届くか届かないかのクラブを選択するべきという攻め方が成立します。当たり前の攻め方だと言えばそれまでなのですが、テレビを観ていてあらためてセロリーを学びました。ただ、余計な考えかもしれませんが、イーグル狙いの勝負をするならセカンドでピンを狙って仮にグリーンオーバーしても、アプローチは風がアゲンストで球を止めやすい状況なので、落としどころが下り傾斜だとしても、ロブかスピンを効かせたアプローチで寄せワンを狙う攻め方もありって言えばありです、こういうのは男子ツアーでないと観られないのかもしれません。


2008.3.7.Fri

「GRAFALLOY Epic」
こんにちは、
シャフトに求める性能はゴルファーのタイプによって様々だと思いますが、性能以外にも見た目のデザイン的要素で使ってみたいと思わせるシャフトってありませんか?
弟子マサは、グラファロイのエピックに施されたグラフィック・デザインが見た目的に好みで、お手頃な価格で手に入るなら、是非使ってみたいと思っていたのですが、それがようやく叶いました。仕入れ先でディスカウントされているのを見て、すかさず注文した次第です。その他にも、ついでと言っては何ですが、フジクラのビスタツアー70、グラファロイのPro Launch 65を注文しました。ビスタツアーについては、その弟分のビスタ・プロ70をサブ・ドライバーのr7 425に挿して使っているのですが、最近体力が向上してハードさを感じなくなり、むしろ使い心地が良くなってきたので、兄貴分のビスタ・ツアーに食指を延ばした次第です。ビスタ・ツアーも見た目が好みで、デザインというより一見スチール・シャフトっぽいミラー仕上げが好きです。
プロ・ローンチは見た目というよりも、高弾道が楽に打てそうなネーミングと値段の安さに惹かれて注文しました。
それにしても、日本のゴルフ市場で「米国とは違うな」と思うところは、シャフト1本の平均単価です。品質管理が徹底していて完成度が高く、個体差を抑える為に手間とコストがかかるのは理解できるのですが、1本4万円近くの小売価格で売買が実現する市場はやはり特殊だと思います。これは否定的な見方ではなくて、ある種自国の個性に対する尊敬の念の現れです。元々は捨てられてしまう灰を再利用して加工し、価値を創出して利益を出し、利益を新たな技術革新の為に費やして進歩し続けるのですから、やっぱ日本人って凄いです。高いシャフトや高い竿を買う人が居たからこそ、航空機の素材として耐えうるカーボン素材を作れるわけですから自国の二次産業をグレートと言わずしてなんと言うのでしょう。二酸化炭素排出量から炭素の加工品生産量を一定割合で減算できたら良いのに。というよりもそうすべき。議定書ではその辺どうなっているのでしょうね?


2008.3.2.Sun

「インコグニート・ライブ」
こんにちは、
先週の金曜日に、青山のブルーノートへ行きまして、インコグニートというバンドのライブを堪能しました。弟子マサが大学生くらいの頃、洋楽の世界ではアシッドジャズと呼ばれる新しいジャズの分野が開け、ちょうど関東のFMラジオ局J-Waveが隆盛を誇っていた時期にもあたるのですが、インコグニートはそのアシッドジャズと呼ばれるジャンルでは代表的なバンドとしていまだに人気があります。拠点はイギリスなのですが、メンバーは殆ど外人で、マレーシア人やトリニダードトバゴ人、ジャマイカ人もいます。バンマスがメンバーを紹介する際には、「ユナイテッド・ネイションズ・オブ・インコグニート」と枕詞をつけます。まさに多国籍バンドです。インコグニートはダンサブルな曲を多く出していて、特にリミックスバージョンでは、ジャズっぽいテイストのハウスミュージックになっていて、弟子マサなどは、携帯電話のミュージックプレイヤーにそれらの曲を入れていて、スポーツクラブで運動する際にはよく聴いています。
さて、弟子マサはゴルフの技術と音感(歌が上手いとか音痴とか)は関係している様に思えるのですが、皆さんはどう思いますか?
ショートゲームでは事前に頭の中でイメージを膨らませて、そのイメージを実現するべく体の動きを準備しますよね。そのプロセスが、耳で音楽を聴いて口ずさんで再現するプロセスにとても似ているような気がするのです。


2008.2.27.Wed

「Japan Golf Fair2008」
こんにちは、
先日の日曜日にジャパンゴルフフェアに行ってきました。最終日は17時閉場と終わるのが早く、会場についたのが午後2時過でしたので、ブースひとつひとつを細かく見ることはせず、会場全体の雰囲気を感じられれば良しとして、大雑把にウォークアバウトしました。ぼーっとしながら何気なく歩いていると、誘導されるがままに靴磨きをされていた(してもらっていた)のですが、その日弟子マサが履いていたフットジョイのスパイクレス・シューズ「コンツアー」は擦れていて、本来焦げ茶色の靴なのですが、特に両つま先の内側部分が擦れて白っぽくなっていて、いかにも傷んでいる状態なんですが、磨いてもらうと、というよりもスポンジで軽くなでてもらうとあら不思議、艶を取り戻して色も8割方元に戻りました。スッゲーと思ったその商品は、どこか見覚えのある、あのテレビでお馴染みの「ラナパー」でした。こんなにお手軽に革本来のしっとり感が取り戻せるなら、湿度の低い寒風によってすぐにかさかさになってしまうこの時期の羊革グローブにも良いのではないかと思い、買おうか迷ったのですが、弟子マサにとっては若干高価なその値段に、財布の紐をキュッと締めました。値下げしろとは言いませんが、庶民が何気なく手を出せる1280円くらいの少量版を出してもらいたいと思いました。
ゴルフフェアで一番感心したのがラナパーかい?!、っと突っ込まれそうですが、やはり実演販売の被験者になるという近頃ではあまり得られない新鮮な体験が強く記憶に刻まれ、単純な弟子マサは、ゴルフフェア=ラナパーすげぇ、となってしまったのです。
さて、ひとつ印象に残った出来事があったので、これを思い出にして帰っても良かったのですが、できればもう少しお得感を得たい欲張りな弟子マサは、記念にロング・ドライブ・コンテストにチャレンジすることにしました。

280ヤード以上で、クリップマーカーか帽子だったのですが、陳列された商品を覗くとFujikuraの帽子はちょっとレアな感じがしましたので是非とも欲しいところでした。それに届かない場合でも、何かしらの品物が貰えるので、500円の参加費なら、まぁいっか、と固い財布の紐を緩めた次第です。何本かのドライバーからMizunoのクラフト460ヘッドにクアッドの66グラムのシャフトをチョイスして、何回かの素振りの後に3球打って3回計測しました。 満振りに超がつく超満振りの一球目は、ものすごくしなるシャフトのせいか、振った感じものすごく重く感じたのですが、トゥダウンして先っぽでヒットしたせいか、意外にも距離は出て、283ヤードを記録しました。 すかさずノルマ達成でほっとしたのですが、残念なのは一発も芯を食っていないので、「これ以上はないぞ」というナイスショットの感触を得られなかったことです。飛距離だけならスポーツクラブのトレーニングで賄えることを確認できたのですが、それがどうにもスコアに結びつかないのが悩みです。


2008.2.20.Wed

「ブラッシーが帰ってきた」
こんばんは、
「長い目で見守ってください」とお願いしていたブラッシーを、本日リシャフトしました。今日は体調が絶好調で、スポーツクラブでランニングした時にも、普段はそこまで速度を出さないところまでスピードを上げて走る事ができました。といっても、時速12キロメートルが限界で、しかもジョギング(時速9キロ)を合間に挟んだトレーニングですので、本格派の方には鼻で笑われるかもしれません。最初の10分間は傾斜率10%の登り坂を時速6キロで歩き、その後走り始めるのですが、トータル30分で5キロも走っていない勘定です。
さて、弟子マサ的に長期計画で調整して行こうと方針を変換したはずのToplankingのブラッシーですが、体調が良いとやる気も出るもので、スポーツクラブから帰ってから、チャッチャっと済ませてしまいました。シャフトはグラファイトデザインUSAのYS-6のRです。30分で打てるツアーバン用のエポキシで組み付けたので、夕方ちょっとだけでも打ちに行こうかとも思ったのですが、他にも雑務があったので、それは止めておきました。長さ43.75インチ。総重量321グラム、バランスD1.2です。スペックだけ見ると、ドライバーのヘッドスピードが43以上のゴルファーに適している様に思います。ワッグルするとよくしなるので、それほどヘッドスピードがなかったとしても、スインガーなら気持ちよく振れるのではないかと推理します。打ってみてからの判断ですが、弟子マサが使わなかったとしても、もしかしたら誰か使ってみたいと思う方が現れるかもしれないので、師匠にお願いして志木エバーグリーンの工房に「面白グッズ」として置かせてもらうかもしれません。


2008.2.23.Sat

「千の風」
こんにちは、
昨日友人と二人、錦々原カントリーの「なの花」コースの格安スループレープランに行ってきました。12番ホールからのスタートで、ちょっと変則的なラウンドなのですが、天気良く暖かい日で、春の到来を予感させるラウンドでした。出だしのロング、といってもバックからでも距離の短いサービスロングなのですが、で、いきなりバーディを穫れたので、「これは今日は−5くらいで回らなきゃいかんやろなぁ」、と志を高く設定したのですが、その後は特にアプローチでダフりまくり、ショットでも噛みまくりで結局10オーバーの無念なラウンドとなりました。アプローチでダフりまくりのその原因は、弟子マサ本人的には判っていて、膝を柔らかく使えていないところが原因です。遠心力を感じながらテイクバックして、体が捻れたら右足つま先の蹴りと左右の膝の回転でこれまた遠心力を感じながらスイングをリードしていくことができれば、冬の薄い芝でもクリーンに打てる確率が高まります。また、アドレスの際には、クラブフェースを球にあてることを考えるのではなく、体の重心バランスが乱れず、終始バランス良くスイングすることを心がけることが大事なのであり、これを優先すべきだとこういうことを忘れていました。では何故これらの大切な事を忘れてしまっていたのかと言えば、ここしばらく飛距離を重視し過ぎていたことと、ドライバーのデカヘッド特有の打ち方、弟子マサ的にはあまり前傾姿勢をとらずにアップライトにテイクバックして、体重移動と強烈な腰の切り返しと共に、早い段階でリリースしてフェースをかぶせ気味にインパクトする打ち方、がアイアンショットに悪影響を及ぼしていました。原因が判っているので改善が比較的楽で、悪いなりにもストレスがあまりないのが唯一の救いです。道具の側から改善するとしたら、デカヘッドのドライバーを、もう少し操作性の良いものに変えるかどうかです。ドライバーショットでもある程度はフェースローテーションを使って行きたいので、今イチ迫力に欠けるシャットフェースのスイングに逆戻りしたくないという気持ちもあります。
ラウンド中、当日は私と友人の2人以外に一緒の組になった夫妻がいて、途中前の組が詰まっていてティーグランド付近でしばし小休止している最中、カートに積んだ誰かの荷物の中から、かすかにあのメロディーが聴こえてきました。「わーたしの〜おーはーかーの〜まーえでぇ〜」。ほんとにかすかにしか聴こえなかったので、はじめはなんだろうこのメロディーと思いを巡らせていたのですが、「な〜か〜な〜いでー」くらいで判明しました。携帯電話の着メロだと判ったので、夫妻に電話が鳴っていることを教えてあげたのですが、弟子マサ的にはこの「千の風になって」は、なぜか不謹慎にも場所やタイミングによってはちょっと笑える歌なのです。場所やタイミングが合っていない場合、この歌ほどお笑い的なインパクトがある歌は他にないと感じている輩は、きっと弟子マサだけではなく、事実、学生時代の友人が出演するコメディーの舞台では、その前説でフリートークを任された出演者の一人が、「それでは開演までしばしお時間がありますので、すてきなBGMを聴きながらお待ちくださいませ」と前置きをしながら、ひと呼吸置いて、『わ〜た〜し〜の〜・・・』と熱唱しはじめたのです。これには場内さすがに笑いが起こりました。また、それとは別にこの歌に関連して弟子マサが思う事は、かの夏目漱石が死に際に、病室に集まった家族・子息が涙をこらえているのを察して、「いいよ、いいよ、泣いていいよ」と遺したと、何かの書物に書いてあったことを思い出すのです。かたや「泣かないでください」かたや「泣いていいよ」、この対極が弟子マサを惑わします。また、これは間違った解釈なのですが、元来「墓の前で『泣く』」ことをしないでくださいという「行為」に対する否定が、「墓」を否定している様に間違いやすく、墓をベースにする宗教家や団体、はては墓石屋さんや菊の栽培業をしている方々にとって、この歌がどう聴こえるのか、景気後退が懸念される昨今、これら方々の業績の悪化に繋がらなければ良いがと要らぬ心配をしてしまいます。
さて、またも話はゴルフに戻りますが、先述した通りのデカヘッドドライバーの打ち方をする弟子マサは、YS-6のRを挿して、これならイケるだろうと予感していたトップランキングの2番ウッドが、その予感に反してまたもや上手く打つ事ができませんでした。2度のリシャフトを施して、期待していただけに残念。これは道具のせいではなく、打ち方の問題であると判断。スイング中フェース面が常にボールに向っているシャットフェースのスインガーなら並の男性なら問題なく打てるはず。いよいよこのクラブを持つ必然性が薄れた弟子マサ。明日師匠のもとへ持参する覚悟を決めました。


2008.2.20.Wed

「ブラッシーが帰ってきた」
こんばんは、
「長い目で見守ってください」とお願いしていたブラッシーを、本日リシャフトしました。今日は体調が絶好調で、スポーツクラブでランニングした時にも、普段はそこまで速度を出さないところまでスピードを上げて走る事ができました。といっても、時速12キロメートルが限界で、しかもジョギング(時速9キロ)を合間に挟んだトレーニングですので、本格派の方には鼻で笑われるかもしれません。最初の10分間は傾斜率10%の登り坂を時速6キロで歩き、その後走り始めるのですが、トータル30分で5キロも走っていない勘定です。
さて、弟子マサ的に長期計画で調整して行こうと方針を変換したはずのToplankingのブラッシーですが、体調が良いとやる気も出るもので、スポーツクラブから帰ってから、チャッチャっと済ませてしまいました。シャフトはグラファイトデザインUSAのYS-6のRです。30分で打てるツアーバン用のエポキシで組み付けたので、夕方ちょっとだけでも打ちに行こうかとも思ったのですが、他にも雑務があったので、それは止めておきました。長さ43.75インチ。総重量321グラム、バランスD1.2です。スペックだけ見ると、ドライバーのヘッドスピードが43以上のゴルファーに適している様に思います。ワッグルするとよくしなるので、それほどヘッドスピードがなかったとしても、スインガーなら気持ちよく振れるのではないかと推理します。打ってみてからの判断ですが、弟子マサが使わなかったとしても、もしかしたら誰か使ってみたいと思う方が現れるかもしれないので、師匠にお願いして志木エバーグリーンの工房に「面白グッズ」として置かせてもらうかもしれません。


2008.2.17.Sun

「ブラッシーはどこへ行ったか」
こんにちは、
以前話題にしましたブラッシーについて、その後どうなったのか気なっている方がいるかと思います。本日はあのTopLankingのブラッシーについて、その後のレポートを致します。といっても、残念ながら胸が高鳴る様な内容ではないので、もしかしたらがっかりな内容になるかもしれません。
純正で装着されているシャフトが自分に合わず、その後、だいぶ前に師匠から授かったまま保存状態となっていた先折れしたスピーダー661のSを挿してみたのですが、さすがに実質1インチ強チップカットした661は固すぎて、安易にコスト的負担がないという理由だけでこれを選択した自分のジャッジの甘さに反省しました。これがすでに昨年の出来事でして、その時点でレポートすればよかったのですが、失敗だったのでなんとなく書き込めなかった次第です。思えば、上手く行ったことだけを表沙汰にして、失敗をすぐに忘れたり隠したりするのは、規模もその中味もかなり違いますが、なんとなく食品偽装や不正会計の心理に似てなくもなく、大げさですが今風に言うレスポンンシビリティやコンプライアンスに反するという感じもしないではありません。学ぶことと言えば、それらのその殆どが失敗から得られる訳ですから、失敗を恥じることはないと言えるのですが。
本日、いくつかの仕入れ先から立て続けに届いた米国からの商品をチェックして、オーダーを受けているものについては、それらをパッケージングし直してお客様の元へ発送し、それ以外の新商品については販売用の写真を撮ったり、説明文を作成したり、キャロウェイの例の7番ウッドを出品したり、忙しくあわただしい1日を過ごしたのですが、夕方になってやっと一段落ついて、「さて何か個人的なお楽しみをしたいなぁ」と思い立ち、「そうだ、あれを調整しようかな」と決断したのです。「あれ」とは無論本題のトップランキング2番ウッドのことです。
弟子マサは可能であれば、シャフト抜きの際にソケットすなわちFerruleを再利用したいので、以前師匠から盗み見た裏技→<ソケットを切除せずに抜く方法>を見よう見真似でやってみるのですが、今回は駄目でした。う〜ん、弟子マサの場合その成功率は5割くらいでしょうか。そこでつまずいて、なんのことはないこんなの切除すればすぐ先に進めるのですが、今日は働き過ぎで疲れも溜まり体力的に消耗していて、またもやこれをペンディングにして、弟子マサにとっては比較的楽にできるキーボード叩き、すなわち弟子マサ日記の更新にその労力と矛先を変更したのでした。
ブラッシー問題は未だ未解決案件。しかも少し前に中古ショップで購入した3番ウッド200スチールのJYS7.0が絶好調。そのせいでブラッシー調整のインセンティブが下降曲線に入っている。「どうする弟子マサ、いっそ売ってしまうか!?」
「この案件を追いかけてくださっている読者の方に申し訳が立たないぞ!」

自問自答が続きますが、 弟子マサ的には、この案件につきましては、是非とも長い目で見届けて頂きたく思う所存でございます。


2008.2.14.Thu

「ビター味」
こんにちは、
今日もゴルフ以外の話題から行きます。落語の枕みたいなもんだと思って聞いてやってください。
弟子マサは大体週に3回はスポーツクラブに通っていまして、スポーツクラブではいつもロッカールームに入る際、入り口近くの受付でスタッフに会員証を預け、その代わりにロッカー用のカードを受け取ることになっていまして、帰る際には今度はその逆に、ロッカーのカードをスタッフに渡して会員証を返してもらうことになっています。今日も例に漏れず、帰り際にはロッカー用のカードを返却して、会員証を受け取ったのですが、その際に何か別の物も一緒に手渡されてびっくりしました。びっくりした弟子マサの顔を見て、スタッフが一言添えました、「チョコレートです」と。もしこれが、弟子マサの為だけに差し出された特別なものであれば、いわゆる「本気チョコ」というやつで、近年稀に見る快挙として弟子マサの歴史の1ページを飾るビッグニュースとなるのでしょうが、それは一見しただけで男性会員全員に配る「義理チョコ」、というよりも単なる「粗品」、であることが一目瞭然で、もしかしたら女性会員にも配っているかもしれないし、同時に今日が世間で騒がれるバレンタイン・デーであった事すら忘却していた自分自身も、男として「粗品」であることを実感し、その瞬間、あらゆる意味でこれぞビターテイストだと確信し、思い切りダフった時みたいに自嘲しました。
さて、ゴルフ関連の話題ですが、今日は朝早くに米国はテキサスの業者に電話しまして、注文している品物の発送が遅れていることを指摘し、「揃わないものについては次回の注文の際に一緒に送ってもらえればよいから、現在揃っているものを今日送ってくれ」、と言ってやりました。米国はすでに夕刻になっているので、<ゼンマイ仕掛けのパンダの人形を、動いたまま別の国へ届けてしまうCMでお馴染みの>あのUPSが集荷するとはいえ、バレンタインデーを忘れるほどのボンクラな弟子マサでも、今日発送するのは無理であることは分かっていたのですが、急いでいることを伝えたかったので「トゥデイ」と言ってやりました。言うまでもなく答えは「ノー」で、明日発送してもらうことで話は決着したのですが、久しぶりに実践的な英会話をしたので、かなりイップス気味でシャンク打ちまくりのしゃべりになってしまったことを自己反省しています。しかしながら米国のネイティブはしゃべりが早くて困りものです。弟子マサ的には英国人の方がしゃべりを急がない分会話がしやすいです。発音は弟子マサの学生時代は特に義務教育期間中は米国の発音ばかり授業で教えられていたので、そちらの方が耳にも舌にも馴染むのですが、米国人とにかくしゃべりが早すぎる。発送は遅いのに。極論かもしれませんが、この早すぎる口調が彼らが異国からの反感を買う原因になっているのではないかと思います。もちろん米国人のみんながみんな早口だとは言いませんが、、。弟子マサ的には英会話をする相手の理想は、米国式の発音っぽく会話してくれる英国人です。プロゴルファーでいえばルーク・ドナルドが理想です。同じ芸術学部出身ですし、話の中味も合いそうです。
英国人といえば、弟子マサはひとつ思い出した事があります。それは、かつてロンドンに行ったときに、ショッピングセンターで買い物をして支払いをする時のことです。日本でコンビニなんかでお金を払うとき、皆さんどうしてますか? お皿みたいなのがある場合はその上にお金を置いて、ない場合は台の上に金額がわかるように置いたりしませんか? 弟子マサはいつも日本でしている通りに台の上にお金を置いたのですが、これが反感を買いました。キャッシャーのおばちゃんが、弟子マサのその所作を見て、明らかにむっとしたのです。おばちゃん的には、「こいつは私と手が触れ合うのが厭だから、金を手渡ししないのだ」と解釈したのです。これが、たとえカルチャーの違いが招いた偶発的な事故だとしても、弟子マサは後悔と自責の念に深く沈み、日本に帰ってからもコンビニやスーパーなどでは極力手渡しを心がけ、とくにコンビニの若い女子アルバイトには「こいつキモイ」と気持ち悪がられています。弟子マサは何事も臨機応変が大事なのだということをもっと学ぶべきなのでしょう。
イギリスといえば、またひとつ日本での忘れがたい出来事を思い出したのですが 、これについてはまた次回以降機会がある時にお話ししようと思います。
今日は確定申告の準備で抱え込んだ鬱憤を、この場にぶつけてしまいました。ゴルフネタを期待して読み進めてくださった方にはまことに恐縮する次第でございます。


2008.2.13.Wed

「パソコンで地球儀、World Wind 1.4」
こんにちは、
ここのところ、雪が降ったり、冷たい風が吹いたり、屋外で運動をするには厳しい気候が続いています。そんな訳で、弟子マサはもっぱらデスクワークをメインに励んでおります。確定申告の準備をしながら、その合間にスポーツクラブで軽く汗を流す程度の運動に留めています。その合間、とても良いタイミングでいくつかのオーダーを頂き、時間を有効に使えている感じです。この身辺雑記はゴルフやゴルフ用具について書き込んでいくはずのページなのですが、前回に引き続き、序盤はゴルフ以外の話題で行こうと思います。
およそ一週間程前に、とある学習教材を扱うネットショップを閲覧していましたら、その中にパソコンで見る地球儀ソフトの紹介を発見しました。米国のNASAが無料でディストリビューションしているソフトウェアで、その名は「World Wind 1.4」といいます。パソコンの画面上でくるくる回すことのできる地球儀で、どの位置にどの国があるのか国旗を表示させられたり、環境の変化をアニメーションで表示させられたり、かなりの優れものです。画像は言うまでもなくNASAの衛星写真をマッピングしているのでとてもリアルで、マウスのポインターで任意の箇所をクリックしながら引っ張ることで回転させることができるので、なんと言うか、もう自分は充分おっさんなんですが、子供心をくすぐられた様な感覚になりました。弟子マサは最近、1970年代に起こった石油危機についての著書を読んでいまして、それらの本を読みながら、OPEC加盟国の位置関係などをこの地球儀で調べたりしています。なんで今頃になって70年代の石油危機なのかと問われれば、なんというか、よく為替の本などでは「歴史は繰り返す」などと言われるのですが、弟子マサも海外から機材を輸入している関係上、為替の動きには日頃から注目をしていまして、サブマシンでは常に為替のチャートを表示していまして、これがなにせサブなので、このチャート専用機のことを「サブちゃん」とか「八王子御殿」とか呼んでいます。余談ですみません。サブマシンの呼び名はひとまず置いておいて、「歴史は繰り返す」についてですが、弟子マサとしましては、これは主に原油取引に関係している部分が大きいのではないか、と思いまして、過去のこれらの本を読み始めた次第です。かといって、大叩きした時の打数があやふやになる様な弟子マサごときの軟弱な頭脳では、記述されているその内容の半分くらいしか合点が行かず、到底読み解くことはできないのですが、、。
さて、肝心要のゴルフに関する話題ですが、今年に入ってから、否、チューニング業界では去年くらいから、米国からの流れで、パターの調整が注目を集めています。過剰流動性資金など、なにかとマネーについて騒がれる昨今、「パットイズマネー」と言われる様に、やはりマネーは大切なのだと再認識させられます。「すべては経済だ!」などと断言する学者も多数いる訳ですから、言われてみれば、パター調整に重きを置くこのトレンドにも納得が行きます。
さてさて、前回の記述でも触れました初代スチールヘッドの7番を幸運にも2本仕入れることができました。まだ発注したばかりなので手元に届いてはいないのですが、これまたタイミング良く2本ともメンフィスなので、藤田プロや菊池プロのファンの方々には、注目に値する貴重な品です。今の構想では、この7番ウッドについては、欲しいという方の要望に応じたカスタマイズに対応しようと考えています。
 


2008.2.06.Wed

「お久しぶりです」
ほんと久しぶりの更新で恐縮です。
弟子マサとしては、この身辺雑記を読んでいただいている方は、ほぼ皆無に等しいと勘繰っていたのですが、師匠から、かなり頻繁にチェックしている方がいらっしゃると聞き、その方には、しばらく放置していたことを深くお詫び申し上げます。
年が明けてからというもの、ゴルフオタクから一時的にパソコンオタクに舞い戻っていました。というのも、core2duoでWindows VISTAを使い始めまして、いろいろとネット上の動画を見たり、ニュースを調べたり、音声認識での操作を試してみたり、スカイプをしてみたり、ヤフーメッセンジャーでチャットしたりと、ネットサーファーに成りきり、おまけにこんどは、放置していた古いCPUやパーツを寄せ集めて1台パソコンを組みました。せっかく組んだのだからOSもWindows98SE、Windows2000pro、XPproSp2までトリプルブートできる様にしてみたり、一般ユーザにとっては、まったく意味のなさそうな事をしていたのですが、意外と楽しかったです。すいません。しかしながら、そんなことをしていて気がついたのですが、いまどきのハードディスクって、ほんと静かですね。古いパソコンを組み上げてIDEのハードディスクを2つ繋いだのですが、高周波の回転音がうるさくて、よく今までこんなん使って仕事していたよな、と今更ながら思いました。古いのを組んでから、こいつには拡張カードのドライバ以外何もインストールしていないのですが、万が一、新しいのがクラッシュしたり、なにか天変地異的なことが起こった際には、一時避難的に使うこともあるかもしれないと思いつつ、でもそんなことは無いだろうな、いっそのことハンマーでぶっ壊してやろうかな、陶芸のプロが焼き上がった作品を叩き割るみたいにして、などと考えたりもします。
パソコンオタクに戻りつつも、ゴルフ関係での出来事もいくつかありました。
ゴルフスミスから自分用にと取り寄せたエポキシが、16時間タイプだったことに後から気がついたといったへまをやらかしました。何事もスピードを求められる現代において、強度が優れるにしても、16時間も待たないと固体化しないなんて、まったくじれったいことです。
それから、ようやく弟子マサもホワイトガソリンを使うようになりました。師匠のつてを辿って、譲ってもらえる方と巡り合えました。しかもお手頃価格で。
中古ショップでFW3とFW5を購入しました。ヘッドはテーラーの200スチールで、シャフトがグラファイトデザインのBlue-G JYS-7.5と7.0です。#3に7.5が挿してあり、#5に7.0が挿してあったので、これは逆が良いだろうと思って、すかさずリシャフトしました。16時間のエポキシで。#5に挿してあった7.0を#3のヘッドに挿して長さを測ると、42.5インチに若干届かなかったのですが、バランスを出すためにシャフトチップに入れたウエイトの分伸びて、ちょうど42.5インチに仕上げることができました。D1.5±です。その後、#5のヘッドにJYS-7.5を挿そうと予定していたのですが、Blue-Gの7.5は、なかなか拝むことのできないレアものなので、これは保存することにしました。その代わりにちょっとハードですが、ダイナミックゴールドのS200を挿しました。これまた16時間のエポキシです。ついでに、調整中の初代スチールヘッドの#7も、DGS200にしました。挿していたダイナミックゴールドライトS300が、振るとなんだか手の中でグニャっと違和感があったので、しっかり感が欲しかったからです。これを藤田寛之と同じ40.5インチに仕上げ、ほぼ同じ仕様にしました。しかしながらこのままだと短い分スイングウエイトが軽すぎるので、ヘッドの中にジェルを入れたり、タングステンパウダーをシャフトに入れてコルク栓で封じたりして、#3#5#7の流れを整えました。余談ですが、オークションで初代スチールヘッドの7Wが18000円で落札されているのをウォッチしました。藤田寛之仕様との表題で出されていましたが、シャフトがメンフィスならまだしも、純正カーボンでですよ。びっくりです。小生も、困ったときはこれを売ればなんとか凌げそうなので、レアものの値段が上がることには賛成です。
レアものと言えば、小生はTrueTemperのEI-70が好きで、一時期これ欲しさに中古ショップでTitleistの975Dを見つけては買い漁るという暴挙に出たことがあります。EI-70はFWに挿すととても良いことに気がついたからです。今では、ロイコレのB.B.D.Type-Hの#3と#5、初代V-STEELの同じく#3と#5にEI-70を使っています。そうそう、実験中で手付かずのTopLankingのブラッシーにEI-70の組み合わせは試す価値があるかもしれません。
先日スミスに注文を出しておいたツアーバン用エポキシ(30分で打てる)が届いたので、これを使ってみようかと思います。それではまた次回、気まぐれな弟子マサのことだから、またいつ日記を更新するのかと危惧される方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな時はSkypeかヤフーメッセンジャーで呼び出してみてください。
Skepe:masa.harada.
YahooMessenger:dayjam


 

2007.12.05.Wed
「TOP LANKING 350cc 2番ウッド」
 先日オークションで落札したTOP LANKING製のデカヘッド・ブラッシーをリシャフトしました。以前これの3wを打ってみたことがあるのですが、意外とイケたので、それ以来約1年間探し続けた末に入手したブラッシーです。

 2年程前からスポーツクラブに通うようになり、体力が向上して飛距離が伸びたのですが、その分曲がるようになりました。一時期はドライバー恐怖症ともいえる程ひどい状況で、そんな中、ティーショットでドライバーよりも曲がらずスプーンよりも気を使わずに230ヤードくらいを楽に打てるクラブを探していたわけです。
 ところが、探しても探しても新品で売っている販売店はなく、オークションでも出てこないので、大手オークションサイトでやっと見つけた時には胸が高鳴りました。興奮して師匠にメールしたのを覚えています。
  手に入れてから、メーカー標準のまま何も手を加えずに一度コースで使ってみたのですが、体力強化のせいでヘッドスピードが上がったせいか、インパクトまでにシャフトのしなり戻りが間に合わず、これじゃ使えないとちょっとの間放置していたのですが、ふと思い出したように今日リシャフトしました。
 これがつかいものになれば良いのですが、はたしてどうなることでしょうか次回のコースが楽しみです。
 


2007.12.04.Tue
「パープルアイス65 S」
 米国グラファイトデザイン社製パープルアイス65のフレックスSをお手頃な値段で仕入れることができました。他の仕入れと共にこのシャフトを4本仕入れて、その内の1本を試打目的でテーラーメイドr7 425に44.5インチ仕上げで挿してみました。ワッグルするとかなりしっかりしていて、スイングでは力感が必要な予感がしました。

 パープルアイスに興味を抱いたのは、もちろん安かったという理由もありますが、雑誌で今野康晴プロが以前使っていたという記事を読んだからです。おそらく重量感のあるシャフトを好む今野選手のことですから、75のXあたりを使っていたのだと思います。さすがに75はドライバーで使う場合、一般ゴルファーにとっては手に負えないでしょうし、値引きの対象ではなかったので65を仕入れた次第です。
 練習場で打ってみた感想は、シャフト全体の挙動が静かで、仮にシャフトの反動を引き出してインパクトしようとすれば、ダウンスイングで強く振って行かなければならい程しっかりしています。シャフトが走る感覚が非常に短いのも特徴です。
  スイング主体で球を運んで行くタイプで、働きの少ないシャフトが好きな方にはお奨めです。似たタイプとしてはグラファロイのプロライトが近い感じです。
 たとえば、ドライバーに50g台のしっかり目のシャフトを使っていて、FWで65gくらいのしっかりしたシャフトを挿して試したい方にもFW用としてお勧めします。


2007.12.03.Mon
「XPC MAX売れる」
 ゴルフスミス製のオフセット・ドライバーヘッド・XPC MAXがマイオークションで売れました。このヘッドの特長は、シャフト軸センターに合わせてネックからフェースまでがオフセットになっていて、スライスの防止とつかまりの良さを重視したデザインになっています。いわゆるグースというやつです。

 以前PINGが出していたG5のオフセットバージョンや、現在のG10のドローバージョンに似たイメージだと思います。と思いますとあやふやなことを言うのは、弟子マサはPINGのオフセットやドローの実物を見た事がなく、雑誌やWEBのスペック表やカタログ写真でしか見たことがないからです。恐縮です。
 グースネックのアイアンセットを使っているゴルファーには馴染みやすい形状ですので、頻繁に売れる訳ではないのですが確実に需要がある商品です。
 PINGを買うと高くつくので、 安上がりでオフセットのドライバーを組みたいとお考えの方にはお勧めの商品です。深沢ゴルフ工房か弟子マサまでお問合せください。



2007.12.01.Sat
「50g,2g,10mgの分銅を調達」
 都内某所にて映画を観に行く道すがら分銅を購入しました。分銅とは、理科の実験などで使う天秤のお皿に載せる重りのことです。200gと100gの分銅は以前に購入してすでに持っていたのですが、少ない重量を調整する為の分銅は持ち合わせていませんでした。先日0.01gまで計量できるA&D社のデジタル計りを購入したので、その精度を試すべく、より軽い分銅を購入した次第です。遡れば、A&D社の精密デジタル計りを購入したのも、先月より導入した慣性モーメント計測器が、0.01グラム単位で重量調整の値を算出するので、ホーゼル内に埋め込むウエイトやバックフェースに貼るリードテープの重量も0.01g単位で正確に計りたいという理由があります。
 ゴルフクラブのチューニングを始めてからつくづく思うのは、正確な値を計測することの重要性です。その一方で、これまた大切なことは、数字は大事なのですが、そればかりに捕われるのではなく、実際にクラブを使う人間の感覚を大切にするべきだということです。




2007.11.29.Thu
「2007年JTカップ初日を観戦」

 東京よみうりカントリークラブで開催されたゴルフ日本シリーズ・JTカップの初日を観に行きました。名実共に一流プロとしての彼らが魅せる技はもちろんのこと、使用しているクラブを間近で見られるのも弟子マサにとっては楽しみのひとつです。
 その中でプロの使用クラブについて収穫があったのは、今野康晴選手が使用しているアイアンセットが、キャロウェーではなくミズノだったことです。某クラブオタク向け月刊誌のアイアン特集で、今野選手がキャロウェーにXフォージドを3セット注文した、という特集記事が頭の中に鮮烈に残っていたので、彼がミズノを使っていることにびっくりしました。ドライビングレンジでちょっと離れたところから見たのですが、おそらくショートアイアンから6番アイアンまではMP-33で、5番4番はキャビティータイプのMP-60ではないかと思います。これを見て弟子マサはこう思いました。「マッスルバックタイプ(メーカーではプレーンバックと言っています)のアイアンは、フェースローテーションに関わる慣性モーメントが、デザイン的な理由から、番手が長くなるにつれて大きくなりがちで、プロでもこれを避けようとするのだなぁ」と。
 それから、石川遼選手が使っていたドライバーがブリヂストン製になっていました。大きさと形状からして長らく使い続けてきたソリッドコンタクツかと思ったら、ソールはブリヂストンのデザインでした。ブリヂストン製のソリッドコンタクツとでも言うべきでしょうか?(笑)
 伊澤利光プロはプロジェクトXを使っていました。
 フランキーミノザ選手は、ミドルアイアンまではXフォージドで、長いのがXツアーでした。18番ホールでのティーショットはXツアーでナイスショットを放っていたのが印象に残っています。


弟子マサ日記に関するご意見・ご要望・感想等ありましたら、電子メールにて『お名前を明記の上』dayjam@yahoo.co.jp までご連絡ください。

オーエヌオーゴルフ工房


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